SynoloyのNASにはMariaDBというMySQLから派生したデータベースサーバーをインストールすることができます。この時に作成されるrootユーザは外部(Synology NAS以外のクライアント)からは接続できません。そのため、外部からMariaDBにアクセスするには外部接続が出来るアカウントを作成する必要があります。今回はその方法を説明します。
インストール
Synology NASでMariaDBとpypMyAdminをパッケージセンターでインストールします。
1.パッケージセンターをクリック

2.MariaDB10とphpMyAdminのインストールボタンをクリック

3.MariaDB 10のインストール


4.設定変更
パッケージセンターのMariaDB10を検索して開くボタンをクリックしてTCP/IP接続を許可します。

5.phpMyAdminのインストール
パッケージセンターのインストールボタンをクリックするだけでインストールが完了します。依存漢検のあるソフトウェアが未インストールの場合、一緒にインストールするかを尋ねる画面が起動することがあります。
phpMyAdminでユーザー、データベース作成
パッケージセンターでphpMyAdminを検索して開くボタンをクリックするとphpMyAdminの画面が起動します。
ログイン欄のユーザー名、パスワードを入力してログインします。
ユーザー名には「root」を入力します。パスワードにはMariaDBをインストールする時に指定したパスワードを入力します。

外部接続用のユーザアカウント作成


アカウント情報を入力して実行ボタンをクリックするとユーザアカウントが作成されます。

データベースの作成

データベース名と称号順序を指定して作成ボタンをクリックすることでデータベースを作成しています。

接続確認
これで外部のクライアントからSynology NASのMariaDBに接続できます。MySQL WorkbenchなどのMySQLクライアントアプリから接続して確認を行ってください。
接続する際の情報は以下になります。
接続先HOST:Synology NASのIPアドレス
ポート :3307
ユーザ名 :phpMyAdminで追加したユーザアカウントのユーザ名
パスワード :phpMyAdminで追加したユーザアカウントのパスワード
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